片づくトリセツであなただけの暮らし方を応援する
滋賀県ライフオーガナイザー🄬金子利佳です。
この連載では2015年に建ったわが家の新築エピソードをもとに
家づくりや収納について片づけのプロの視点を加えて書いています。
さて、新築で主婦にとっての一番の楽しみは
キッチンをどうするか?ということではないでしょうか?
おしゃれなアイランドタイプにするか
手元はかくしたほうが無難かな?etc…
今日はシンクの背面に設置した
オリジナルカップボードを選ぶに至ったエピソードから
自分に合う収納について考えていきたいと思います。
ショールームで迷子にならない為に
あちこちのショールームを見て回りました。
リクシル、パナソニック、クリナップ、サンワ、ウッドワン、etc…。輸入家具店ではオーダーキッチンについて訪ね、ネットでも情報収集していました。
最新型設備を見て『これって必要かな~』と迷ったり。
実際の使い心地を検討するには時間がかかるものです。
私は新築までに使っていたキッチンと比較して、収納棚をショールームの既製品にするか、工務店にオリジナルのモノをお願いするか迷っていました。
なぜなら、既製品はすべて扉がついているタイプで
理想のキッチンと比べると違和感があったのです。
100%これだ!と思うものが無く、それでも何十万という出費です。
どうせなら、時間をかけてでも
オーダーで作ってもらうほうが後々愛着も湧き後悔しないのでは?と考えました。
今の収納問題から課題を見つける
当時の私のキッチン収納の問題点を書き出してみたところ、
見つかったのは以下の3つでした。
①とにかく楽に家事をこなしたいから扉は要らない
②持っているものが収まるのか、という不安がある
③結婚当初からの食器棚は手放したくない
そこで、家具職人さんとの相談をくりかえし、こんな収納棚に落ち着きました。
①扉は要らない問題
見せる収納にしたかったのは、何より家事を楽にする為。出しっぱなしOKでいいように、鍋などは吊るす。
ヘビロテの食器も戻しやすさ・取りやすさを
優先に食器棚の幅や棚板の数を決めることに。
②全部収まるか?問題
必要なものはぎゅっと収めてアクション数を減らしたい!
乾物など食材や買い置きなど1秒で取り出せるのが理想です。
それにはパントリーに収めるより、背面収納に集約させたいと思いました。
ある程度の収納を確保するために奥行きを
60センチに設定。
③食器棚は手放せない問題
ヘビロテ食器はオープン棚に収納し、
自分の趣味で持っていたい食器や
来客用のモノは3歩離れた場所に食器棚を設置して収納しました。
お陰で、食器好きな私は趣味をキープしつつ、毎日の家事はスムーズな動線を得ることに成功しました。
見た目と機能のバランスを自分らしく
「自分に合う収納って何を考えればいいの?」とお悩みの方は
ご自身にとって何を一番優先したいのかを
書き出してみることをおススメします。
「何も見えない真っ白でスタイリッシュなキッチン」
が理想の方は、我が家とはずいぶんテイストが違いますね。
スッキリとしている基準も実は個々に違いますが、いつも見えているところに何も置かないようにするには扉の中に収めやすく取り出しやすい収納を作るのがポイントになります。
これが正解!というものはありません。
新築やリフォームでは改めて理想に近づくチャンスです。
ぜひ、キッチンに求めるのは何か?に思いを巡らせてみてくださいね。
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