片づくトリセツであなただけの暮らし方を応援する
滋賀県ライフオーガナイザー🄬金子利佳です。
この連載では2015年に建ったわが家の新築エピソードをもとに
家づくりや収納について片づけのプロの視点を加えて書いています。
今日はクローゼットについて。
そもそも私が片づけの勉強を始めたのは
機能的なクローゼットを考え大工さんに作ってもらおう!
と思いついたことがきっかけでした。
アパート時代は長居したくない場所
私の場合、以前住んでいたアパートでは
クローゼットに服が収まらず、
一室を納戸兼クローゼットとして使っていて
その部屋は西日が強烈で、服が日焼けしてしまう為
常に遮光カーテンを閉めきっていました。
(それでも中には変色するジャケットも!)
窓の手前にはモノが置かれ、開閉することも少ないために
換気も不十分だったはず。
部屋の一方の壁には大きな本棚を置き、反対側は服がズラリ。
圧迫感のある部屋にいることが嫌で
コーデを考える余裕もなく、
いつもTシャツとデニムの毎日…。
新築を機に、収納に困らず機能的で
おしゃれを楽しめるクローゼットを作りたい!と意気込んでいました。
服だけではなかった片づかない原因
片づかないのは、色々な要素が重なっているのだと知ることになります。
私のその時の状況はというと
【服の持ち方にルールがない】
娘に頂いたおさがりや、独身時代によく着ていた
ブラウスやジャケットなど、『また着るかも…』と手放せない。
【ちょい置きする場所がない】
一度着てもすぐ洗濯しない冬服や
マフラー、季節ごとの帽子やUⅤグッズなどが
ごちゃごちゃに。
【洗濯して収納する動線にストレス】
アイロンするつもりの服や
手洗いするつもりの服の定位置が無かった。
【収納ケースのミスマッチ】
空間に適さない衣装ケースを貰ったまま使い続けていた。
【おしゃれ迷子】
つい衝動買いしてしまう服は
手持ちの服としっくりこず放置していた。
何から手を付けよう…と思っちゃいますよね(笑)
いわゆる”断〇離”だけで
片づけは完結しないというわけです。
建てる前に確認しておきたい大切なこと
片づけのプロになり6年経った今
新築時にクローゼット収納を考える大切なポイントは
吊り下げる収納(ハンガーパイプ)と
引き出しや棚収納を上手く合わせた仕組みを
作ることだと思っています。
自分や家族に合う仕組みと言うと…
服の量・動線・行動のクセをもとに考えます。
片づけを学ぶ以前の私は
機能的な収納棚を作れば片づけられると誤解していたのですが
実はシンプルなクローゼットのほうが、
臨機応変に使えて便利なのだと知り、これだけは!と大工さんにお願いしたのが、
ハンガーパイプを棚から着脱できるタイプにしてもらうことでした。
『下着やTシャツ、厚手の衣類は引き出しタイプ。
トップスやボトムスはハンガーに吊るしたい。』
『ワンピースやコート
ロングスカートも吊るしたい。』
『持ってる服やモノは変化するから
パイプの着脱で収納を調整したい。』
そんなことを伝えました。
最終的にクローゼットの奥の棚は
下段のパイプを外したまま、長い服を吊るしています。
また、とても大切なことですが、
服を吊った時に肩の部分が壁にぶつからないように
パイプの位置を確認しておくことはマストです。
というのも、夫の実家では
服が壁にぶつかってしまい
服が斜めにしか並ばないという残念な事態になっていました。
(後日工務店に依頼し解決済み)
ベテラン先輩の現場で、あるお客様宅でも
ご主人の服を吊ったら扉が閉まらず
奥様の服しか収納できなかった事例もあるそうですから、これは要チェックですね!
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いかがでしたか?
今日はクローゼット収納について、建てるときに着目することに絞ってお伝えしました。
新築やリフォームは関係なく、今のクローゼットが片づかない問題については、また別の機会に投稿したいと思います。
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