片づけ現場で活かしたい感覚過敏・感覚鈍麻への理解

滋賀全域・京都で活動中。ADHDスペシャリスト・
メンタルオーガナイザーの金子利佳です。
片づけに手が回らない女性に
暮らしが楽になる仕組みをご提案しています。

注意散漫、時間管理が苦手な方の脳特性にも対応しております。

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昨日は恒例の月イチ勉強会でした。
テーマになったのは
感覚過敏・感覚鈍麻について。

私自身にはあまり思い当たらないのですが
お客様には『服のタグが苦手』
『感触が嫌で(この服は)着られない』など
お聞きすることも多々あって
もっと知識を深めたいと思っているテーマでした。

この勉強会は日本ライフオーガナイザー協会
と提携しているアメリカの研究団体ICDの
長年の研究によるプログラム
継続的に学んでいるメンバーが任意で集っています。

福祉・介護・医療現場のプロや博識な方々からのざっくばらんな情報が楽しい~

目次

日常が辛い感覚過敏、リスクの高い感覚鈍麻

感覚過敏とは、聴覚や視覚、嗅覚、味覚、触覚などの感覚が過剰に敏感で、
日常生活に困難さがある状態を指します。
脳が感覚刺激を過大に解釈することで起こると言われています。

皆それぞれ程度は異なりますが、
過大な解釈を自分でコントロール
することは不可能で、

疲れやすかったり、日常生活でのストレスが
大小つきまというという状態は
当事者にとって本当に辛いことだと思います。

例えば、教室やオフィス・スーパーなどで、
電灯や機械音がガンガン響いてくる。
人の話し声や音楽がうるさい。
耳が痛い。

広告の色などが刺激になる。
まぶしすぎる。

いたたまれず
その場を離れずにはいられない。

私にとってなんの問題も無い環境が
『こんなにもストレスなのか』と
改めて想像しました。

感覚過敏は100人に一人と言われていますが
周囲の理解と配慮が必要なのですね!

また、感覚鈍麻というのは
夏でもクーラーを使わない、
冬でも半袖で平気だとか

熱があっても不調に気づけない
腹痛がわからない、など
下手をすると命にもかかわるリスクがあるものの

周囲のサポートが得づらく、
支援する側も細心の注意が必要だ、
と先輩オーガナイザーのY.Oさんは
支援現場の経験からお話しくださいました。

あるあるが飛び交う勉強会

今回、このテーマについて問題提起くださったのは
現場経験が豊富な戸井由貴子さん

お客様のお困りごとから、『みんな、どうしてる?』と私たちも一緒に考える機会となったのです。

参加メンバーの多くが、
『自分や子供にはこんな過敏さ・鈍感さがある』という
ネタのオンパレードにかなり盛り上がりました(笑)

・特定の人のにおいがわかってしまう
・苦手な臭いがすると口呼吸にしている
・口呼吸は逆に辛いから臭いに耐えている
・歯磨きが辛い
・調理器具や日用品の金属音が苦手
・ノイズキャンセリングを使ったら疲れが軽減した
・自分が風邪をひく瞬間を理解できる
・靴下を片方履いていないことに夕方気づいた
・外出先のトイレを使用できない
・熱を出したことが無いと思って来たが、もしや気づいていなかっただけかも⁉


とまあ、自分にはない経験をこんなに聞くことが出来て、感心しながら頷く私でしたが
教科書からは読み取れない深~い学びの時間でした。

これもまた、ライフオーガナイズの基本理念
『正解は一つではない。違いを認めること』に繋がりました。

片づけのプロとして出来ること

私たちライフオーガナイザーは
暮らしをもっとラクに仕組み化するのがミッションです。

片づけが進まない理由の中に
こんな感覚過敏や感覚鈍麻が
隠れているケースがあると知っておきたいものです。

このメンバーのリーダー的存在、
吉村あきこさんからは
ノイズキャンセリングをお客様に紹介する時は
必ず量販店での試着をおすすめするように、と
教わりました。

カットしてくれる音(高音とか低温など)の機能の違いや
フィット感の違いがあるとのことです。
わがまま、こだわりが強いなんて大きな誤解ですね。

つい最近の出来事では、
今自宅でお世話している実母が
肌着の感触をとても気にして

『あれは窮屈だ…
着てて疲れる…
肌触りが嫌だ…』
と色々言って、沢山あるのに着るものはごく少数
なので買い足さないといけなくなっていたのでした。

中には最近買ったばかりのインナーも
ダメだというので

『年取ると着るものに困るね』と
言いながら
もったいないと感じていたけれど
これも高齢者にある感覚の変化だと思いました。

CLOプログラムのお陰で
私自身に見えていない・知らない世界が
まだまだ沢山あることを知りました。

人を変えずに仕組みを変えれば
もっと優しい暮らしに近づいていくように思います。

これからの現場で、暮らしの中で、
学びを活かしていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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金子 利佳 (カネコ リカ/Rika Kaneko)

総合病院で社会福祉士として
患者や家族に寄り添い培った経験を活かすサービスは、
自分を肯定できずに長年悩みを抱える方の
サポーターとして定評がある。
片づけ大賞2019準グランプリ受賞。
教育や生涯学習において
片づけの必要性を感じて始めた
【親子相談会】や【シニア講座】の
ボランティアは2019年から継続中。

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